Ethereum 2.0の2021年に期待される動き Beacon Chain公開後の次のステップについて

2021年01月23日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • フェーズ0であるBeacon Chainの公開と振り返り
  • 複雑化・多面化するEthereum 2.0のロードマップ
    • フェーズ1.5
    • Rollup前提の開発計画
  • 2021年に期待されるEthereum 2.0の動き
    • Ethereum 1.xとEthereum 2.0のマージ
    • シャーディング(フェーズ1)
    • ライトクライアント
    • アプリケーションはレイヤー2に移動
    • EIP-1559の2021年1月現在のステータス
  • 総論

前提

本レポートでは、Ethereum 2.0の2021年に期待される動きについて解説します。Ethereum 2.0について基本的な概要は下記のレポートで解説しました。
関連レポート:Ethereum 2.0 コンプリートガイド(2020年11月版)仕組み・ロードマップ・ステーキングの要件・マーケットへの影響
https://hashhub-research.com/articles/2019-08-01-ethereum2-overview
Ethereum 2.0は元々フェーズ0・1・2と順次開発される予定で、2020年12月にフェーズ0に相当するBeacon Chainが公開され、大きなマイルストーンを達成したことになります。本レポートでの主題はBeacon Chainが公開された後のEthereum 2.0の次のステップについてです。
Ethereum 2.0は元々フェーズを区切ってローンチされる予定でしたが、2021年1月時点で実際の現状や期待されるロードマップはより多面的に開発され、より細分化してローンチされる見通しです。これについても本文中で解説します。
これらを踏まえて、Ethereum 2.0のBeacon Chainが公開された次のステップについて、2021年1月時点での展望を網羅します。なお、Ethereum 2.0の開発は変更も多く、執筆時点の内容やスケジュールが数カ月後に変更される可能性があることはあらかじめご了承下さい。
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